鈍行で東京-京都を往復した男の話(1日目)
4月の3日から4日にかけて青春18きっぷを利用して,京都に行ってきました.
この記事ではこの旅行で得た知見(鉄道・飯・宿等)を共有したいと思います.
Chapter.1東京-名古屋間(1日目)
まず,地元駅を始発で出て,品川から小田原行きの東海道本線に乗りました.
そして,小田原で乗り換え熱海に到着しました.この品川-熱海間(JR東日本管轄区間)についてはあまり知見はないです.ちゃんと車両数があって,かつボックスシートなので座れれば快適な旅ができると思います.
問題はこの熱海駅からです.熱海駅から米原駅はJR東海の管轄区間となります.そのため,熱海駅でJR倒壊東海さんは貧弱なありがたい車両編成で我々を襲うお出迎えしてくれます.
まず,車両数は4~6です.そしてなんと...ロングシートです...
一応説明しておくと,ロングシートというのは横に長いシートのことです.山手線や都内を走っている中央線などはロングシートですね.
一方ボックスシートというのは,主に東海道本線などの長い区間を結ぶ路線に見られます.
ロングシートは長時間乗っていると非常に疲れます.これは乗ってみないとわからないかもしれませんが,ボックスシートと比べると雲泥の差です.
このロングシートに座って,熱海-浜松間の約2時間半揺られるわけです.これは結構きつかったです.
さて,浜松に到着したわけですが,乗り換えがあります.浜松に到着した時間は9:20.そこそこ他のお客さんも乗っています.
ここで何が発生するかというと,ボックスシートの奪い合いです.浜松からはまた普通のボックスシートに戻るのですが,編成車両数はそこまで多くありません.(たしか6~8くらい
そのため,数が少ないボックスシートの奪い合いになります.有名な例を示すと大垣ダッシュでしょうか.あんな感じになります.(大垣ダッシュを知らない人はググってみよう
鈍行列車の旅はこういう乗り換えが2,3回あるので,当然身軽な格好が良いです.スーツケースを持って行ったりすると間違いなく良い席には座れません.気をつけましょう.
駅構内は当然走ってはいけません.エレガントにボックスシートに座りましょう.
Chapter.2 名古屋(1日目)
浜松から1時間半くらい揺られると名古屋に着きました.(到着時刻11時
青春18きっぷを利用しているので,ひつまぶしを食べるためにここで途中下車しました.
しかし,名古屋に初めて来た私には当然,ひつまぶしのお店の知見がなく,とりあえず,名古屋の駅ビルの中にある『まるや本店』というところに行きました.
開店時間が11時で,名古屋に到着した時間もちょうど11時だったので,「ちょうどいいや」という安心した気持ちで向かいました.
そして,まるや本店についたら...なんと80~100分待ちでした^q^
まるや本店についた時間は11時5分くらいです.しかし,ついたときには既に行列ができていました...
多分まるや本店が入っているデパートの開店時間が10時なのでそこから並んでいたんでしょうね.また,日曜日だったのでお客さんが多かったんだと思います.
なので,まるや本店に行くときにはそれなりの並びを覚悟して行くべきだと思います.朝一で食べたいなら10時から並ばないとダメだと思います.
さすがに,80~100分待ちを待つわけにはいかなかったので,違うお店でひつまぶしを食べました.食べたお店は『宮鍵』です.
私はひつまぶし上(4400円)を食べました.
うなぎがおいしいのはもちろんなんですが,ひつまぶしは食べ方がいくつかあって,いろんな味を楽しむことができるのでそこも最高です.一粒で三度おいしい.
個人的にはわさびとネギを入れて食べるのが一番美味しかったですね.というか,わさびがとても良いわさびでした.あんなにおいしいわさびを食べたのは初めてでした.昔は「わさびにうまいもまずいもあるのかよ」って思ってましたけど,全然ありますね.わさび農家の方,申し訳ありませんでした.
ちなみに並んだ時間は30分くらいでしたかね.11:30から12:00くらいまで並びました.
ひつまぶしを食べた後,名古屋城に行きました.といっても入城料は払わずに外から見ただけですが...
この写真は名古屋城前の歩道橋から撮ったものです.歩道橋に人だかりができているので行けば分かります.桜がちょうど満開でとても綺麗でした.
その後,ユーフォの聖地巡礼で国際会議場に行き,なぜかそこで偶然やっていたコミティアで薄い本を2冊買い,おみやげとして『ういろう』を買って,名古屋を出ました.
ユーフォの聖地巡礼で行った名古屋の国際会議場でたまたまコミティアがやってて、ちょっと覗いた結果 pic.twitter.com/reiTy4ZKCK
— Korokorotune (@koroendo7) 2016年4月3日
Chapter.3 京都(1日目)
名古屋を出て,東海道線に2,3時間揺られて京都の宇治に行きました.
宇治といえば平等院鳳凰堂『響け!ユーフォニアム』の聖地として有名ですね.
その聖地巡礼をしてきました.(2回目
上の写真は例の展望台です.
誰もいなくて,夜景も非常に綺麗で最高でした.
晩ごはんは京阪宇治駅の近くにあった回転寿司にいきました.(夜遅くなので選択肢がなかった
値段の割に微妙でした.正直オススメしません.
その後,一晩泊まるために奈良駅のネカフェに行きました.
なぜ,奈良駅かというと,
1. 18きっぷなのでタダで奈良駅までいけた
2. 22時すぎだったため,京都駅より奈良駅のほうが空いてるだろうと思った
3. 京都駅も奈良駅も移動時間的にあまり変わらない
という理由があったからです.
泊まったネカフェはここです.
ここのネカフェはシャワーがなかったですが,日曜の夜はガラガラでフルフラット席も全席空席でした.(私はテニスの試合が見たかったので普通の席にしてしまいましたが...
シャワーがないネカフェを利用するときは,ボディーペーパーを持って行ったほうがよいです.一緒に行った友人が持参していて非常に助かりました.
1日目はこんな感じでした.
2日目はまた明日書こうと思います.
意外と簡単!1vs1の総当りリーグ戦のスケジュール
この記事はNCC Advent Calendar 2015の23日目の記事です。
昨日はtkdくんによる"あなたの知らないSurfaceの闇"でした。
前回、私が書いた記事はなんか堅苦しい感じになってしまったので、今回はゆるふわな感じでいきたいと思います。
ちなみに、NCC Advent Calendar 2015も残すところあと2日ですが、この記事は例によって技術的な話はまったくないです。(スンマセン
今回は、1vs1の総当りリーグ戦のスケジュールを組むアルゴリズムについて話そうと思います。
Chapter 1. 1vs1の総当りリーグ戦とは
1vs1の総当りリーグ戦とは野球やサッカーなどの1対1で試合をする競技の総当りリーグ戦のことを指します。日本のプロ野球やJリーグもこの総当りリーグ戦が行われています。
わかりやすくJリーグの例で説明しましょう。
J1リーグの試合は、すべてのチーム対が2回ずつ試合を行う二重総当り戦になっています。現在J1には18チームが所属していますので、各チームは自分以外の17チームと2回ずつ、2×17=34節からなるスケジュールを戦います。
例として、18チームのスケジュールをすべて書くのは大変なので、6チームのスケジュールを下の表1に示します。
表1. チーム数6のスケジュール
表1をよく見ると、全チーム毎節どこか別のチームと試合をしており、なおかつ5節ですべての他チームと試合を行っています。
実はこのスケジュール、適当に組んでもできるわけではないのです。やってみればわかりますが、適当にスケジュールを組んでいくと、最後の方の節で残りの試合が収まらないことがあります。
全6チームでもこの有様なので、J1リーグのような全18チームのスケジューリングは当然アルゴリズムを考える必要があります。
Chapter 2. アルゴリズム
実は上記のような問題はチーム数が偶数ならばスケジュールが絶対に作れることをKirkmanという数学者が1847年に証明(スケジュールの存在性)しています。
ですが、この記事でその証明のことを解説しても「?」なことになりかねないので、スケジュールを組むためのアルゴリズムだけ説明します。これが意外と簡単なんです!
Kirkmanが証明したスケジュールの存在性とは以下の図1のような円盤をまわして、試合の組み合わせを決めるアルゴリズムです。
図1 スケジュールの存在性1
以下の表2は図1のスケジュールを表にしたものです。
表2 スケジュールの存在性1
図1をみておわかりいただけたでしょうか?
このように試合の組み合わせを示す棒を円にそって回していくと、表2のような綺麗なスケジュールが出来上がります。
これ、すごくないですか?初めて知った時、感動しました。
ちなみにこのアルゴリズムでは、組み合わせだけでなく、試合のホーム&アウェー(スポーツ)や先手後手(将棋等)も決めることができます。
図2 スケジュールの存在性2
以下の表3は図2のスケジュールを表にしたものです。
表3 スケジュールの存在性2(対戦相手が青字の時はホームゲーム)
先ほどの図1とは違い、図2には矢印がついています。
(始点)→(終点)とすると、始点はアウェーゲーム(後手)、終点はホームゲーム(先手)とします。このように定義し、円盤をまわすごとに矢印の向きを変えていくと、表3のようにホームアウェーがいい感じで各チームにばらけます。
すごい。ちょーすごい。感動。
というようなことを10月頃にmyst研で調べていて、一人で盛り上がっていました^^;
ボードゲームについて語る
今日はNCC Advent Calendar 2015 4日目です。
NCCは情報系のサークルなんですが、今日はまったく技術的な話はないです(スンマセン
さて、この記事ではタイトルにある通り、ボードゲームについて語っていく。
「ボードゲームってなんぞや?」
「おまえらよくボドゲ会とかいって盛り上がってるけど何が面白いの?」
「ボドゲちょっと気になってるけど、どういうものかよく知らないから教えてほしい」
今回はそんな疑問・要望にお答えする。
Chapter 1. ボードゲームとは
ボードゲームとはプレイヤーがボード上で駒やダイス、カード等を使って遊ぶゲームだ。
テーブルゲームとも呼ばれる。有名な例を挙げれば、将棋、囲碁、オセロ、すごろく、トランプなどだ。
ドイツをはじめとする欧米ではボードゲームが非常に盛んで、多くのゲームが日本語に翻訳されて輸入されている。
最近では、アイドルマスターやラブライブなどのアニメ版権を用いたボードゲームも発売され、注目を集めている。
Chapter 2. ボードゲームの特徴と魅力
まず、ボードゲームの特徴について説明する。
この記事で取り上げている「ボードゲーム」は、基本的にゲーム開始時のプレイヤーの状態に優劣はない。
例えば、TCG(遊戯王等)は各プレイヤーが強さが異なるデッキを持ち寄るため、ゲーム開始時ですでにプレイヤーの状態に優劣があるが、ボードゲームには先手後手の優劣くらいしかなく、運が絡むゲームでもプレイヤーのプレイングがより重要だ。
では、ボードゲームの何が面白いのかについて解説しよう。
ボードゲームにはいくつかの楽しむための要素がある。例を挙げると、運(ダイス)、戦術(プレイング)、交渉、心理戦、カウンティングなどだ。
(カウンティングとは、使用したカード(すでに見えてしまったカード)を覚え、残りの山札がどういう状況か把握することだ)
例えば、将棋や囲碁では戦術がすべてだ。運などが絡む余地は一切なく、すべて実力によって勝敗が決する。また、ブラックジャックは運とカウンティングという要素が絡んでいるだろう。
これらの要素がうまく混ざり合っているゲームは、とても奥深く多くの人々を魅了する。
Chapter 3. 初心者にオススメなボードゲーム
この記事をここまで読んでくださった方はそろそろボードゲームをやりたくなってきているのではないだろうか。
ここで、私が初心者にオススメなボードゲームを三つほど紹介する。これらのゲームさえやればボードゲームの沼にハマること間違いなしだ。
キング オブ ボードゲームといっても過言ではないこのカタン。
運、戦術、交渉、カウンティングなど様々な要素を備えているにもかかわらず、初心者にもわかりやすいシンプルなルールで定評のあるゲーム。
世界一の売り上げを誇る、世界中で大人気なボードゲーム。ゲームスペースでカタンを置いていないところはないだろう。
本当にこのゲームをプレイしていない人は人生損しているとまで思わせるボードゲーム。というか実際損していると思う。
Amazonで2000円ちょっと出せば買えるので、気になる人はぜひ買ってみて、友達と遊んでみよう!(ようこそ沼へ
二つ目はハゲタカのえじきだ。
これもまた名作と名高いボード(カード)ゲーム。
このゲームも非常にルールが簡単で誰でもすぐに遊べるところが魅力だ。また、1ゲームが10分ほどで終わるため、手軽に遊べる。
しかし、その手軽さとは裏腹に絶妙なバランスのゲームだ。このゲームは心理戦とカウンティング、そしてわずかな運要素のみで構成されており、こころゆくまで対戦相手と心理戦を楽しむことができる。
またこのゲームはカウンティングが重要なので、このゲームに慣れてきたころには、カウンティング技術が備わっていることだろう。
値段もAmazonで1680円とお手軽なので、初心者の方にオススメな一作だ。
三つ目はラブレター(Love Letter)だ。
ラブレターは運と戦術とカウンティング要素で構成されたゲームで、「相手がどのカードを持っているのか」という推理が楽しめる。
また、ルールが簡単でカードも8種16枚なので、5分から10分ほどの短時間で決着がつく。しかし、運と戦術要素が適度なバランスなので子供から大人まで楽しめる。
さらにこのゲームはスペースを必要としないので、旅行先や移動中の新幹線の中などで遊ぶことができるのも魅力のひとつだ。
これもAmazonで1527円とお手ごろ価格なので、気になった方は買ってみることをオススメする。
Chapter 4. おわりに
この記事を読んでいるIMS学部生のみなさん!
私のTwitterで月に2回くらい「中野ボドゲの会」のatndを流しているので、よかったら登録してみてください。
上記の初心者にオススメなボドゲは全部ボドゲ会で遊べます。気になった方はどうぞ。
本当はドミニオンとかハトクラとか街コロとか紹介したかったんですが、私の体力がもたないのでこの辺で勘弁してください。。。
もっと話が聞きたいという方は、ボドゲ会登録して直接会いにきてください。実際にゲームしながらお話しましょう!
私自身、ブログを書いた経験が皆無なので非常に堅苦しい文章になってしまったかもしれません。ごめんなさい。
さいごに、ここまで読んでくれてありがとうございました!